【ネッシー】の謎ついに解明?その正体が明らかになる?

ネッシー

イギリス北部スコットランドにあるネス湖で、今もなお目撃情報がある未確認生物である、通称ネッシーをめぐり、国際的な科学者チームが大規模な調査を行い、ついに正体を特定したとし、9月上旬にその答えを発表するという。

スコットランド北部のネス湖
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ネッシーとは

西暦565年から存在する伝説のモンスター、ネス湖のネッシー。果たしてその存在は本当か?本当だとしたら一体この生き物はなんなのか?

目撃例が飛躍的に増えたのはネス湖周辺の道路が整備された1933年以降で、同年5月、湖畔でホテルを経営するマッケイ夫妻による目撃談が新聞報道され、注目されるようになった。11月にはヒュー・グレイによる最初の写真が撮影、公表された。1934年にはいわゆる「外科医の写真」が新聞に掲載され、大きな反響があった。その写真には見覚えがある人も多いのではないでしょうか?

ネッシーの目撃写真

その後も現在に至るまで多くの目撃例があり、写真や映像も撮影されてきた。

ネッシーの背中の三つのコブと思しき物体が捉えられており有名ですし、また、湖岸のアーカート城址ともに写ったネッシーの大きさを10~15mと推測できる写真などもある。

ネス湖はどんな場所?

イギリス・スコットランド北部ハイランド地方にある、イギリス最大の淡水湖。長さが約35キロメートル、幅約2キロメートルの、非常に細長い湖。水深は最大で約230メートル。スコットランドの湖沼のうち面積では、2番目の大きさ。貯水量はグレートブリテン島で最大。

インヴァネス(ネス川の河口を意味する)の南西約10キロメートルに位置する。赤丸の位置がネス湖です。海ともつながっているとなりますね。

ネス湖の地図

ネッシーの正体は?

ネッシーと呼ばれる生物の正体は一体何なのでしょうか?ここで考えられる仮説を検証してみましょう。

1.首長竜などの大型爬虫類説

一番に推測され、ロマンがあるのは、首長竜などの大型爬虫類説です。ネス湖は約1100年前に氷河が溶けて形成された湖なので、6500年以上前に絶滅したと考えられる首長竜が生き残っているというのには、物理的に解釈ができません。

2.サメ説

ネス湖にはネス川からチョウザメなどのサメが入り込むことがあり、チョウザメは大型になると3メートルを超す体長になるので、それをネッシーとして認識した人がいたとみることは十分可能性としてはあります。しかし、10m級の行きもと推測するなら、ネス川のサメにそこまで大きくなるものは生息していないはず。

3.サーカスの象説

ネッシーが目撃された時期にサーカスが象を水浴びさせていたという情報があります。像が潜って水面に鼻だけ出していたら、ネッシーの首に見えるかもしれません。しかし、周辺でサーカスが来ていないときにもネッシーの目撃情報はあります。

4.大ナマズ説

ネス湖周辺に生息するヨーロッパオオナマズが正体とする説もあります。ヨーロッパオオナマズは、体長4メートルに、体重も400キロを超え、30年以上生きるといわれているため、有力な候補でもあります。

5. 潜水艦の模型説

これは2016年に発表された比較的新しい説です。ネス湖には1970年の映画「シャーロック・ホームズの冒険」で使われた潜水艦の模型が沈んでいることがわかりました。この模型は9.15メートルもありソナーで確認するとまるで巨大な首長竜のように見えるとのこと。しかし、目撃されるネッシーはいうまでも無く動いており、この模型が浮いたり沈んだりを繰り返すとは考えにくいです。また、映画が撮影された以前からネッシーは目撃されています。

6.ターリーモンスター説

トゥリモンストゥルムは絶滅したと考えられている古代生物です。発見されている化石などからネッシーに非常に似ていることがわかります。無脊椎動物ならダイオウイカ並みに巨大化することが可能としてこの説があがりました。しかし、最近の研究でトゥリモンストゥルムは無脊椎動物では無く脊椎動物であることがわかってきました。

トゥリモンストゥルムは絶滅したと考えられている古代生物

 

ネス湖でのDNA調査

ネス湖のモンスターの最後の決定的な調査と銘打った今回の研究プロジェクトのリーダーを務めるのはニュージーランド、オタゴ大学のニール・ゲンメル教授。そのほかにもオーストラリアのキャンベラ大学、コペンハーゲン大学とデンマーク自然歴史博物館、フランスのグルノーブル大学、アメリカからはカリフォルニア大学など、多国籍のチームからなるメンバーが調査研究にあたる。

研究チームは現在知られる最深深度230mのネス湖の3つの深度からサンプルとなる水を300採取する。

それらのDNAの破片をとりだし、鑑定を行い、これを国際DNAデータベースと照合して、すでに知られている動物のDNAと合致するのか探るのだ。もしもネッシーが古代の爬虫類の生き残りかなにかであっても、はたまた巨大な魚であっても、まだ科学で説明不能なネス湖特有の現象であったとしても、データベース化されている爬虫類DNA、魚DNA、環境DNAなどと比較すればなにか判るかもしれないというわけだ。

ゲンメル教授は、もしなにもネッシーらしきものの痕跡が見つからなかったとしても人々は「きっとネッシーは隠れてる」、「ネッシーはきっとDNAが無いんだ」、「宇宙から来たからだ」などと理由をつけて今後も信じていくことだろうと語っている。

 

人間って、どこかロマンを求めて生きていく存在なんだろうなと思います。

人間ってそういう存在なんだという事を説き明かすための研究だと言ったら、皮肉でしょうかね(;^_^A

ネッシー
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