米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは
東京五輪・パラ組織委員会の高橋治之理事の
インタビュー記事を掲載した。
高橋理事は、新型コロナウイルスの影響で
五輪が今夏に開催できない場合、
「1~2年延期するのが最も現実的な選択肢」
との見方を示したという。
Contents
IOCはどう見ているのか
新型コロナウイルスによる感染拡大を受けて、
国際オリンピック委員会(IOC)委員の
ディック・パウンド氏(カナダ)が
東京五輪・パラリンピック開催について
一部米メディアのインタビューに応じ、
開催可否の判断は5月下旬までに下される
との見通しを述べた。
パウンド氏は、
事態が収束しない場合について、
「おそらく中止を検討することになる」
との見解も示した。
〇別の都市での開催は準備期間が
間に合わないから困難
〇時期をずらすことも北米のスポーツ
イベントが重なり、巨額のスポンサー
である北米テレビ局が応じない
IOCは中止やむなしという判断を
しかねないために、
東京オリ・パラ組織委員会理事の
電通顧問でもある高橋氏からの
そういうことからの現実的な対策として
1~2年の延期という案が生まれたのだろう。
過去に中止や延期になったオリンピックはあったのか?
過去に中止が4回、延期が1回あるようです。
・1916年 ベルリン 中止
理由:第1次世界大戦のため
・1940年 東京 中止
理由:日中戦争のため
・1944年 ロンドン 延期
理由:第2次世界大戦のため
1948年に延期でロンドンで開催
・1940年 札幌 中止
理由:日中戦争のため
・1944年 イタリア コルチナダンペッツ
理由:第2次世界大戦のため
なんと、過去に東京、札幌は
オリンピックの中止を経験しているんですね。
なんか因縁めいたものを感じちゃいますね。

いつまでに判断が求められているのだろうか
明らかになった契約条件には
「中止検討の通告から60日以内に感染を
封じ込めなければ、中止になる恐れがある」
「大会参加者の安全が深刻に脅かされると
信じるに足る合理的な理由がある場合は、
IOCが独断の裁量で大会を中止できる」
「2020年中に開催されない場合は
契約解除となり、日本側が
補償・損害賠償の権利を放棄する
ことになる」というもの。
5月末がタイムリミットとみられる。
新型コロナで検討される「東京五輪」延期・代替案は3つ 3月中が決定リミットか https://t.co/20SrQH4T9r #デイリー新潮
— DRG57 (@mf20010424) March 10, 2020
このツイッターでは3月末と言っている。
もし中止になったら日本経済の影響はどうだろうか
新型コロナウイルスの感染拡大が収束せず
東京オリンピックが中止になった場合、
SMBC日興証券の試算によると
オリンピックの中止による損失は
大会運営費に加え、観戦客の食事や
グッズ購入など6700億円。
国内の消費の落ち込みや
中国との貿易の減少などの影響と
合わせると経済損失は7兆8000億円に上る
と試算しています。
また、来月中に感染拡大が落ち着いた
としても日本経済へのダメージは
4兆8000億円に及ぶとしています。
しかし、選手のことを心配する声は少ない
このタイミングでピークに調子を
上げていこうとトレーニングを
積みさねている選手には酷な
話です。
『五輪延期「1~2年が現実的」、高橋組織委理事が私見』
とのことでいろんな意見があってしかるべきだと思うけど「利益優先」「無観客」「中止にしろ」とかいうけど誰ひとり「選手はどうなるんだ」とは言わないのは国民性なの? pic.twitter.com/BWBCN7Hjvc— いちごみるく🥨 (@aikaku2006) March 11, 2020
しかしながら、選考も含めて再度
検討する必要があるのかどうなのか
も含めて、早く結論を出していく
必要があるのではないでしょうか
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