紳士なスポーツ ラグビーの精神を表す5つのこと

スコットランド戦に勝利した日本代表

ラグビーワールドカップも8強が出揃い、

なんと日本も念願のベスト8に進出

にわかも含めて、ラグビー熱は高まるばかり。

その人気を支えるラグビーの精神からくる

紳士な振る舞いが一段とその人気を

盛り上げているように思う。

テレビの視聴率もスコットランド戦では

驚異の39.2%(関東地区)

今年放送された全番組で世帯視聴率1位を記録

関西地区は37.2%、北部九州地区は33.8%、

名古屋地区は39.1%、札幌地区は42.9%。

瞬間最高視聴率はノーサイドで日本が8強進出

決めた場面(午後9時41分)で、

関東地区53.7%

関西地区52.2%、北部九州地区48.0%、

名古屋地区52.9%、札幌地区53.0%

をそれぞれ記録した。

「スコットランド戦」駆け抜ける福岡選手
スポンサーリンク

ラグビーのコアバリュー5つ

ラグビー憲章に取り入れられているワールドラグビーの5つのコアバリューは、『ラグビー精神』を表している。

ラグビーを通じて人格修養をしていくという基本精神があるようだ。

5つのコアバリューとは?

●品位(INTEGRITY)

品位とはゲームの核をなすものであり、誠実さとフェアプレーによって生み出される。

●情熱(PASSION)

ラグビーに関わる人々は、ゲームに対する情熱的な熱意を持っている。ラグビーは、興奮を呼び、愛着心を沸かせ、世界中のラグビーファミリーとの一体感を生む。

●結束(SOLIDARITY)

ラグビーは、生涯続く友情、絆、チームワーク、そして、文化的、地理的、政治的、宗教的な相違を超えた忠誠心につながる、一つにまとまった精神をもたらす。

●規律(DISCIPLINE)

規律は、ゲームに不可欠なものであり、フィールドの内と外の両方において、競技規則、競技に関する規定、そして、ラグビーのコアバリューの順守を通じて示される。

●尊重(RESPECT)

チームメイト、相手、マッチオフィシャル、そして、ゲームに参加する人を尊重することは、最も重要である。

 

スコットランド戦は、この5つのバリュー、

品位・情熱・結束・規律・尊重

まさに体現した試合だったし、

試合後もそうだったと思います。

ラガーメンたちにはこの精神が

生きているのですね。

試合後の紳士的な態度

のちのちに語り継がれる

日本対スコットランド戦では試合中は

もちろんだが、試合終了後も

感動を呼ぶシーンがあった。

日本が敗退したスコットランドに対し、

花道を作って健闘をたたえ合い、

拍手で出迎えると、

スコットランドも勝利した日本に対して、

敬意を払って同じように応対をした。

ラグビー精神である「ノーサイド」の精神を形で表した。

ここにも、品位・情熱・結束・規律・尊重

が現れています。

 

ノーサイドとは?

NO SIDE(ノーサイド)とは、ラグビー用語で試合終了を意味します。

試合が終われば、お互いにもう敵味方のサイドはもうないよということです。

 

ラグビーの本場イングランドでも1970年代ぐらいまでは使われていたようですが、

今は世界的にも試合終了は「FULL TIME(フルタイム)」が一般的です。

日本以外ではノーサイドはすっかり死語になっているようです。

知らなかった・・・。

「after-match function(アフターマッチファンクション)」とは

これはラグビーの試合終了後、両チームの選手やスタッフ、審判団や協会関係者などが

一同に会して軽食や飲み物を取り、お互いの健闘を称え合う交歓会であり、

ラグビー独特の催しです。

 

つまり試合と試合後の交歓会までがセットでラグビーなのです。

試合が終われば笑い話にして全てを水に流し、敵も味方もなく互いを尊重する。

それがノーサイドの精神なのです。

Embed from Getty Images

 

競技場外での紳士的対応

試合中止のカナダ代表 釜石でボランティア活動

残念ながら、台風の影響で試合は中止になって

しまいましたが、これまでの応援に応えようと

出場予定だった選手やコーチたちが

道路に溜まった土砂などを片付ける

ボランティアに参加してくれました。

本当にありがとうと言いたいですよね。

ナミビア代表は市民と交流

その、カナダとの対戦予定だった

ナミビアの代表チームは、

試合が中止になったことを受けて、

岩手県宮古市の駅前広場や

市民交流センターを訪問しました。

チーム側から台風の被害を受けた市民を

元気づけたいという打診があって、

キャプテンのヨハン・デイセル選手など

25人が、市民や市の職員と交流したようです。

感謝、感謝です。

まとめ

なぜ、ここまでラグビーに魅せられるのか

というとスポーツとしての、

ワクワクドキドキ感もあるのでが、

ラグビー精神から感じ取られる、

武士道的な潔さを見せられているようで、

すがすがしい感動をみんな

得られているからではないでしょうか。

品位・情熱・結束・規律・尊重この精神で

次戦も思いっきり戦って欲しいですね!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です