8月7日(水)22時08分頃、浅間山で噴火が発生し、その噴煙は火口上1800m以上に達したことによって、気象庁は22時30分に噴火警戒レベルを1から3に引き上げ、山頂火口から概ね4kmの範囲で大きな噴石や火砕流の危険性があるとして警戒を呼び掛けている。
警戒レベル3とはどんな状態?
住民が取るべき行動で表現するならば、気象庁はこのように目安を示しています。
レベル5 命を守るための最善の行動をとる
レベル4 全員避難する
レベル3 高齢者や体の不自由な人は非難する
レベル2 避難行動を確認する
レベル1 災害への心構えを高める
噴火警戒レベルとしたら、
レベル5(避難):危険な居住地域からの避難などが必要
レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難などが必要
レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制など危険な地域への立ち入り規制など。状況に応じて要配慮者の避難準備など
レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立ち入り規制など
レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立ち入り規制など
レベル3の状態が危険度がぐっと高まってくることがわかりますね。
浅間山はどんな山
浅間山(あさまやま)は、長野県と群馬県との境にある標高2,568mの成層火山(高さ日本144位)。山体は円錐形でカルデラも形成されており、活発な活火山として知られる。
平成以降の噴火は、2004年、2008年、2009年、2015年。2015年には警戒レベル3となっており、今回は4年ぶりの警戒レベルとなっている。
浅間山周辺の見どころ
「白糸の滝」
上流に川が存在せず、浅間山の伏流水が岩盤の間から湧き出して滝となっているため、雨の後でも水が濁らない。幅70m、高さ3m。
「鬼の押出し園」
群馬県吾妻郡嬬恋村にある公園で、一帯は1783年(天明3年)におきた浅間山の噴火の際に流れ出た溶岩で、膨大な量の溶岩が風化した結果形成された奇勝を巡回できる。浅間山は、非常に危険な山で、古代から鬼が治めている日本の山のひとつとしてみられている。
早く小康状態へとなって、生活や観光が元通りになることお祈りしています。
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