大型で猛烈な台風19号が日本列島に接近している。気象庁によると、今週末にかけて西日本から東日本に近づく見込み。
9月に千葉県などで大きな被害をもたらした台風15号より広範囲で、大荒れとなる可能性もある。
家庭で台風に備える3つの満タンと10の点検のポイントをまとめた。
事前準備・・・3つの満タンをせよ。
水
お風呂の浴槽に水を満タンにためておく。
停電によって断水する可能性もある。トイレ用の水などを確保しておく必要があります。
浴槽は大体200リットルですから、数日分の水は補えるということになります。
充電
スマホなど携帯電話、ノートパソコン、それらの予備バッテリーです。その他、重電を要するものは準備しておきましょう。
緊急時に連絡が取れないというのは一番不安なことですので、充電を満タンにしておきましょう。
ガソリン
車のガソリンを満タンにしておきましょう。交通機関がストップした際に移動手段として、
携帯の充電などもできますし、車の燃料の満タンの準備をしましょう。
以上の3つの満タンを準備することをさっそく取り組みたい。
家を守る10か所の点検ポイント
点検ポイントは以下の通り。
① 雨戸やシャッター・・・ちゃんと閉まるか?
② 窓・・・ひび割れやがたつきはないか?
③ 雨戸やシャッターのない窓・・・割れたガラス飛散防止のためにカーテンを閉めたり、窓に飛散防止フィルムを張る
④ 雨どい・・・枯れ葉や砂がつまっていないか?
⑤ 屋根瓦やトタン・・・めくれたり壊れていないか?
⑥ テレビアンテナ・・・錆びたりゆるんだりしてないか?
⑦ 物干し竿・・・飛ばされないよう下に降ろしておく
⑧ 庭木・・・飛ばされたり、倒れないように固定する
⑨ 植木鉢・・・強風で飛ばされそうなものは家の中へ
⑩ プロパンガス・・・固定されているか?
今のうちに点検をしておくといいですね。
●強風で屋根部分がはがれたり、飛ばされたりした家屋被害は窓から!
「窓ガラスが破損したり、飛来物がぶつかったりして、家の外壁が壊れ、室内に空気が吹き込むと、内圧が上昇し、家屋の設計の前提が崩れて、屋根が吹き飛ばされる要因となりうる」と指摘(東京工芸大・風工学研究センターの松井正宏教授)。
建物の被害を少しでも減らすためには、台風の通過中は窓を守ることを意識して欲しいという。
そのために
●雨戸やシャッターを閉める
●窓自体のがたつきをなくす
●万が一窓が割れても破片が飛び散りにくいように飛散防止フィルムを張る
●ガラスなどの破片が室内に散乱する事態に備えて、底が厚い靴を室内に準備する。
窓を守ることは、お家を守ることと等しいわけですね。
【注意報が発令されたら】
・雨戸やシャッターを閉める
・屋外の園芸用品や遊具など、風で飛ぶ恐れがあるものは屋内に
・ラジオと懐中電灯を準備する
・断水に備えて浴槽や容器に水をためておく
浸水に対応するにはこちらの記事をお読みください。
【台風の通過後】
・吹き返しの風に注意して安全が確認されてから行動する
・増水した河川や水路には近づかない
・電話が混み合った場合は、あらかじめ決めた連絡拠点に情報集約
・垂れ下がった電線には近寄らず、電力会社へ連絡する
・家の片付けは、軍手や長ズボン・長袖を着用し、けがに注意する
・保険請求のため、被害を受けた建物と家財は写真を撮る
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