30日にすべての地区の決勝戦が終わり、全49地区代表が決定した。選抜大会優勝校の東邦(愛知)が地区予選で敗れたりと波乱も多かった地区大会だったが、ノーシードから勝ち上がる番狂わせもあり一発勝負の面白さと怖さを見せてくれたようだ。
初出場は3校 なかでも誉(愛知)と飯山(長野)はノーシードからの県代表の栄冠を掴んだ。
春夏連続出場は10校 昨夏から連続出場は18校、続けて勝つことの難しさがわかる。しかし、地域によっては県内1強を誇っている高校もあるようだ。聖光学院(福島)は13年連続、作新学院(栃木)は9年連続、花咲徳栄(埼玉)は5年連続、山梨学院(山梨)前橋育英(群馬)は4年連続となっている。
一方で古豪の復活で久しぶりに甲子園へやってきた高校も目立つ。秋田中央(秋田)は45年ぶり、立命館宇治(京都)は37年ぶり、国学院久我山(西東京)・米子東(鳥取)は28年ぶり、高松商(香川)は23年ぶり、筑陽学園(福岡)は19年ぶり広島商(広島)は15年ぶりとなっている。私個人としては、古豪の復活劇がありそうな気はしている。夏の風物詩がいよいよ開幕を迎えようとしている。
2019年夏の甲子園の日程は?
8月6日(火)午前9時より開会式が行われる。組み合わせ抽選会は、8月3日(土)午後4時から大坂フェスティバルホールにて行われる。
開幕式のハイライトと言えば、選手宣誓ですよね。これは、どのようにして決められているのかご存じでしょうか?
春と夏とでは決め方が違うようですが、夏の場合は「立候補制」だそうです。毎年20名くらいの主将が立候補し、その中から抽選で決まるようです。最近は決まった文言を宣誓するのではなく、オリジナリティにあふれた感動的な宣誓が多く、物怖じせずする姿にいつも涙が出てしまいますね。
始球式が今年もある
100回大会の昨年は記念大会ということもあって、18名のレジェンドが始球式をしました。今年は、開幕試合と決勝戦にそれぞれ始球式があるそうです。
開幕試合は、元中日・巨人の井端弘和さん。ご自身も1993年堀越高校の内野手として甲子園に出場。現在は侍ジャパンのコーチだ。
決勝戦は、元広島の達川光男さん。ご自身は1973年に広島商の捕手として、全国制覇を成し遂げている。
有力校を探る
スポーツ紙4社の予想が出ておりましたので、引用しております。昨年の大阪桐蔭のようなスーパーチームはおらず、どの高校が勝ち上がるのか予想は難しい所ですが、改めて地域差というものがなくなってきた感が強くします。
私個人としましては、春の選抜の上位に勝ち上がったチームや春の地区大会も成績を残したチームというのは安定感もあり、甲子園での戦い方もわかっているため有力候補としたい。そうした意味から春の選抜ベスト8以上の習志野、明石商、智弁和歌山、筑陽学園は、安定した戦いをすると思う。また、春の地区大会でも優勝し、この夏も勝ち上がってきたチームとしては、東海大相模、星稜、津田学園、近江、明徳義塾などが有力校として勝ち上がってくるものと思われる。
今年の大会は、地方大会でも過密日程が話題になったが、現状は厳しい日程の中でやっていくほかはなく、選手層の厚いチームが、特に投手を何枚も揃えているチームが終盤に進むにつれて有利になっていく。そんな意味では、東海大相模、星稜あたりが有利だというのが私の結論です。
個人的には、古豪復活が今年の象徴のような気がしていますので、高松商、広島商、熊本工がのびのびと活躍している姿をみたいものだと密かに期待をしています。
注目選手は誰だ!
注目が集まるのは、高校投手のビッグ4と呼ばれた一人の星稜の奥川恭伸だ。注目の超高校級の投手だ。投手では、花巻東の西舘勇陽、習志野の飯塚脩人、津田学園の前佑囲斗、高松商の香川卓摩たちに注目してみたい。野手では、坂本2世の異名を持つ八戸学院光星の武岡龍世、山梨のデスパイネこと山梨学院の野村健太、strong>智弁和歌山の黒川史陽、東妻純平、履正社の捕手野口海音、筑陽学園の福岡大真などの打撃などにも注目してみたい。
球児たちの熱い戦いに声援を送っていきたいと思います。
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