コロナ対策が素晴らしい国とはどこか?

スウェーデンはコロナ規制なし

ゴールデンウィークを迎えて、本来ならば

観光地などでは人が押し寄せ、活気があふれている

はずのこの時期、自粛でシーンとしてしまった

日本ではあるが、全世界のパンデミックの中

コロナ対策に成功し、他国とは一線を画している

国がある。それを紹介してみよう。

 

台湾

人口約2360万人の台湾での新型コロナウイルス

感染者数は393人、死亡者数が6人にとどまっている(4月14日発表)

ウイルスの封じ込めに成功しているといっていいだろう。

功労者の1人は唐鳳氏と言われていて、ITの天才である彼は

マスクの在庫データを管理するアプリを活用し、

どの店にどのくらい在庫があるのかを把握できるようにし、

買い占めなどの混乱を防ぐために政府がマスク全量を

買い上げて流通を管理する制度を導入し

混乱することを防いだ。

蔡英文(ツァイ・インウェン)総統のリーダシップ

水際対策や入国者の隔離措置を徹底し、

医療用マスクの計画的増産を主導し

武漢市における新型ウイルス感染拡大にいち早く気付いて

昨年12月31日、世界保健機関(WHO)に情報を伝えて

警戒を呼び掛けるとともに、武漢からの入境者への検疫を開始した。

武漢市が発表したのは同じ12月31日だが、

台湾でも緊張感はまだ広がっていなかった時期にも

関わらず危機管理能力の高さが証明されるように

年明け5日には原因不明の肺炎に関する専門家会議を開催し、

20日にはこの問題で指揮センターを設置。

21日に初の感染者が台湾で確認されると、

翌22日に蔡総統は全力での防疫を国家安全会議で指示している。

また、1月下旬には台湾全土のマスク工場に予算を投じて

生産ライン増設に着手し、人員の不足に対しては軍人も動員。

蔡総統は4月1日、感染拡大が深刻な欧米や外交関係がある国に、

医薬品や医療技術を提供するとともに、マスク計1000万枚を寄贈する

と表明した。

先行して取り組んだ結果、攻撃が最大の防御となった例だろう。

 

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イスラエル

イスラエルは2月初め、早々に中国からの渡航者の入国を禁止。

2月24日からは日本人の入国も禁止した。

EUに日本人が入れなくなったのは3月17日だったので、

3週間以上も先行した措置だった。

イスラエルは建国以来ずっと、安心できる状況がほぼない中で

生活をしてきている関係上危機管理は特別なことではない

といえるのかもしれない。

そんなイスラエルが、厳格な外出制限などで

コロナ対策をしてきた。

感染症との戦いも、戦時下にあるイスラエルでは

同様で迅速かつ徹底していた。

そして現在は今、規制解除に取りかかっている。

自分の国は自分で守るというのが徹底されているのだろう。

スウェーデン

EUのほとんどの国が全てを閉鎖してしまい、

都市封鎖を敷いている中、スウェーデンだけは、

小・中学校も、レストランもそのままで

50人までの集会もOK 。ショッピングもOKという。

そうするうちに、感染者はどんどん増え始め、

4月の7~9日には、100万人あたりの死者が10.2人と、

イタリアの9.7人を本当に超えてしまった。

しかし、スウェーデン政府は慌てず、

「私たちの背後にも、多くの学者がいます」と方針を変えない。

コロナは確かに長期戦となりそうなので、

すでに厳しい規制で息切れし始めている

国々から見れば、思いっきりがいいと言える。

スウェーデン人は自由を殊のほか大切にする国民なので、

政府がそれを束縛したり、罰金でいうことをきかせよう

とすれば、国民の不満が抑えきれなくなるのだという。

自主性に任せる国民性ゆえんなのだろう。

まとめ

各国の対応は、自分自身の組織のあり方にも

一石を投じてもらっているように思う。

管理型なのか放任型なのか

管理するからには最後まで責任を

持たなくてはいけないだろうし、

放任し、主体性を重視するなら

最終の結果には責任を取らないといけない

となるんだろう。

 

 

 

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