青学大の吉田祐也(4年)が2時間8分30秒で
別大マラソン日本人トップの3位となった。
2003年びわ湖で中大の藤原正和(現監督)が
つくった2時間8分12秒の初マラソン
日本記録&日本学生マラソン記録には
及ばなかったが、日本学生歴代2位の
好記録となった。
卒業を機に競技生活から引退を表明していた
「高校の頃から競技人生は大学で終わりと
思ってやってきて、タイムリミットがある
中で目標を決めて最後まで出し切る努力を
してきました。
本当に精一杯の走りができたので、
なんの後悔もなく卒業できそうです」
元々エリート街道を歩んできたわけではない。
中学も高校も全国的には無名。
青学大の陸上競技部に入部したときも、
「下から数えて4番目の実力だった」。
「自分に何ができるかと言えば
努力することしかなくて。
ないものをねだるよりも、
あるものをうまく生かそうと
思ってここまで来ました。
今年に関して言えば、
監督に止められるくらい練習も積めた。
間違った方向には進んでいないという
確信があったので、これまで黙々と
やってこられたんだと思います」
◎2020年、4年生になって箱根初出場だった。
2020年の箱根駅伝で、2年振り5度目の
総合優勝を果たした青学大が、
流れを引き寄せたのが往路4区である。
4年生の吉田祐也が衝撃の箱根デビューし、
区間新記録となる1時間00分30秒の走りで
首位に返り咲き、後続との差を一気に
広げて見せるMVP的な活躍だった。
間違いなく監督車が後ろ走ってたら、原監督こう言っちゃうだろうな😅#別大マラソン#吉田祐也#凄いよお前凄い pic.twitter.com/wc7MMjZSLI
— zawaちゃんねる (@30Zawa) February 2, 2020
これまで吉田はエントリーメンバーには入る
ものの、箱根を走る機会は与えられなかった。
チーム1の努力家と誰しもに認められながら、
監督の走りの評価は2年生の時も3年生の時も
「チーム11番目」
競技人生のクライマックスに
すべての長距離学生ランナーの憧れである
箱根駅伝で、最高の結果を出すとは劇的だ。
競技はここまでとしていたが、
今後も継続してはとの質問に
吉田はそれをきっぱりと否定していた。
この時点では。
吉田選手の経歴
吉田 祐也(よしだ・ゆうや)
青山学院大学教育人間科学部・4年
生年月日:1997年4月23日
身長・体重:164センチ、47キロ
出身地:埼玉・東松山市
出身高:東農大三
過去の箱根駅伝成績:不出場
抱負:区間賞と総合優勝
1万メートル自己ベスト記録:28分42秒58
ブルボンに就職が内定している。
ブルボンに就職が内定している
実は青学とブルボンは密接な関係があります。
ブルボンはスポーツ選手向けの
新ブランド「ウィングラム」を
立ち上げ、飲料とゼリーの通信販売を始めた。
青山学院大学陸上競技部や筑波大学と連携、
マラソンなど持久力を必要とする
選手の栄養補給を助ける商品を開発した。
吉田祐也選手はこの関係でブルボンに
就職が決まったのでしょう。
しかし陸上部はないようです。
もし今回の走りで「これからも走りたい!」
と思ったらどうするのでしょうか?
「監督を超える営業マンになりたいです。」
と言っていたのも事実。
仕事で生きるのか、競技を継続するのか?
ブルボンに競技部を作るという話になるのか?
今後の進路、活動が注目されることになった
当初、大学卒業を区切りに競技の第一線から
離れる意向だったが、
箱根駅伝での快走後に、日本陸連長距離・
マラソン強化戦略プロジェクト
の瀬古利彦リーダー(63)
=DeNAエグゼクティブアドバイザー=や
住友電工の渡辺康幸監督(46)らに
競技続行を薦められたため、
進路を再考。
大手食品メーカーのブルボンから
内定を得ていることもあり、
慎重に今後の人生について熟考していた。
そのうえで、今回の別大マラソンの結果。
ますます悩ましいでしょうね。
【別府大分毎日マラソン】
吉田祐也が大記録を打ち立てました!
2:08:30 学生歴代2位という素晴らしい記録は彼の積み重ねた努力の結晶です。
本当におめでとう!!! pic.twitter.com/ENEe0kKxyD— 青学大陸上競技部(長距離ブロック) (@aogaku_rikujyou) February 2, 2020
テレビ解説で現地入りしていた
青学大の原晋監督は
「幸せホルモン全開です」
と満面の笑みで話した。
初マラソンは、22歳の若者にとって、
人生の岐路になった。
吉田祐也選手の今後がさらに注目される。
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