金正恩氏死亡、99%確信という説も。北朝鮮はどうなる?

金正恩委員長死亡説

北朝鮮の金正恩党委員長が公式の場に姿を

見せなくなって3週間が過ぎようとする中、

北朝鮮国内の一部でも同氏の「死亡説」が

広まっているという。

来月中に金正恩の後継者を発表するのか、

逆に正恩氏の“重病説”を否定するのか…

いま、世界が注目している。

正恩氏死亡、99%確信

先日の総選挙で「未来韓国党」から出馬して

当選した脱北者の池成浩(チ・ソンホ)氏は

北朝鮮の金正恩国務委員長の健康悪化説に関し

「金委員長の死亡を99%確信している」

と主張した。

池成浩が「金正恩氏は99%死亡している」と発言

 

池氏はこの日、聯合ニュースの取材に対し

「金委員長は心血管疾患の手術後、

予断を許さない状態だったが、

先週末に死亡したことを確認した」

と述べた。

また「後継者問題が複雑だと承知している

と説明した。

 

一方、韓国青瓦台(大統領府)は

金委員長の身辺に異常はない

とのこれまでの立場を改めて示した。

北朝鮮内でも死亡説が拡散している

これまでの北朝鮮は、

2013年に李雪主(リ・ソルチュ)夫人

関する噂が広がったとき、

2014年に金正恩氏の叔母・金慶喜氏

危篤であるとの説が拡散したとき、

2017年に金正男(キム・ジョンナム)氏

殺害したとの情報が広がったときなど

金氏一族を巡るネガティブな情報が広がる度、

北朝鮮当局は住民講演会などを素早く開き、

警告を発してきた当局が、今回は

これといった動きを見せずにいることが

国民の疑念をいっそう深めているらしい。

 

 

後継者候補は?

先述の池氏によると、

「後継者問題が複雑だと承知している」

発表が遅れる場合は後継者問題を巡って

内紛が起こっていると見るべきだと述べた。

後継者として目されているのは

 

①金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長

金正恩委員長の妹。1988年生まれ。

金正日の寵愛を受けてきた。

 

②金平一(キム・ピョンイル)氏

金正日氏の異母弟。正恩氏からみれば叔父。

1954年生まれ。欧州各国の大使を務めた。

その間に金委員長が多くの人を粛清したため、

後継者になるのは容易でないとの推測もある。

 

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金与正党第1副部長とは?

すでに事実上のナンバー2

正恩氏が万一、死亡した場合、

全ての権限を与正氏に集中するという

内部決定が最近行われた」との報道もある。

「彼女に口ひげがあったなら、

与正を後継者にしていただろう」

と生前の金正日総書記は語っていたという。

高容姫夫人との間に生まれた

3人兄弟、正哲、正恩、与正のなかで、

金正日が最も高く評価いていたのだ。

外交デビューは平昌五輪の開会式

彼女の“外交デビュー”は2018年2月平昌五輪

の開会式のための韓国訪問だった。

当時、アメリカと激しく対立していた北朝鮮。

この重要な局面で、与正は平昌五輪の開会式に

出席する代表団特使として韓国に現れたのだ。

北朝鮮の憲法上の国のトップである

金永南最高人民会議常任委員長が

中央の上席を与正に譲り先に座るように勧めた。

2人の年齢差は60歳以上。

与正が「北のナンバー2」である

ことを内外に示した。

 

注目すべきエピソードがある。

彼女の夫は、対外的に元首格とされる

最高人民会議常任委員長「崔竜海」

朝鮮労働党副委員長の次男のようだ。

その崔竜海をめぐって事件が起きた。

 

 

エピソード

2015年10月30日、金正恩が主催した労働党中央委員会政治局委員会議に出席した崔竜海は、その後のパーティーで

酒に酔った金正恩から中国との外交問題などについて、他の幹部の目の前で「党の責任者として良心があるのか!」

と強く叱責されたという。

 

崔竜海はストレスと怒りのあまり、帰宅途中の車中で脳溢血を起こしてしまった。

 

この直後、金正恩のもとを訪れた与正はこう言い放ったという。

「あなたは相手が倒れるまで懲らしめなければ、自分の苛立ちを抑えることが出来ないのか」

 

兄に対して強く抗議し、遠慮なしに物を言う与正は、その後「舅の看病」を理由にしばらく党の業務をボイコットしたという。

正恩氏が一目置く存在であるという証拠だろう。

 

金与正

金与正党第1副部長

金平一氏とは?

故金正日総書記との権力争いに負けた

金平一氏は、金正日の腹違いの弟で66歳。

金正恩氏から見れば叔父にあたる。

彼は金正日総書記との権力争いの結果、

1979年以降東欧の海外公館を転々としたのち

昨年、チェコ大使勤務を最後に40年ぶりに

平壌に召還されたが、それにはどういう意味が

あったのだろうか。

今後、それがはっきりとすることだろう。

 

金平一

金平一氏

どちらが優勢なのか

米国政府の元北朝鮮アナリストの

レイチェル・ミンヨン・リー氏は、

平一氏が次の指導者になるための

必要なコネや支持基盤を持っている

可能性は非常に低いと指摘。

 

一方で与正氏は政権の中で

特別な地位にあるため、

金一族の中での繋がりの強さが

与正氏の性別に勝ると分析している。

 

一部の北朝鮮ウォッチャーによると、

平一氏は事実上疎外されているが、

正恩氏の後継になるかもしれないという。

それは主に平一氏が金一族の血を引いており、

男性だからだ。北朝鮮の保守的な指導部は、

正恩氏の妹の与正氏が常に兄をサポート

してきたものの、若い女性の与正氏に

権力を譲渡することに抵抗するとみている。

党や軍部の幹部らは、30歳を超えたばかりの

女性である与正を後継者として

受け入れるのだろうか。

今後、軍部などが金与正を排除し、

可能性は低いとはいえ

金平一を擁立するような事態になるのか。

 

逆に、そのような動きを察知した

金与正が金平一の排除に動くことになるのか。

北朝鮮の内部情勢は、今後も予断を許さない。

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