日本人初フランスでのミシュラン3つ星を獲得の快挙!

小林圭 ミシュラン

フランス・パリで活躍する日本人シェフが、

格付け本「ミシュランガイド」フランス版で、

日本人初となる三つ星を獲得した。

長野県出身の小林圭さん

パリで経営するレストラン「KEI」

3つ星を獲得した。

パリで自身の店をオープンしてから

10年目での快挙に小林さんは、

「私たちを受け入れ、居場所を与えてくれた

フランスに感謝したい」と述べた。

 

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小林圭さんってどんな人?

シェフ 小林圭(こばやし けい)

長野県生まれ。

長野で料理人として第一歩を踏み出し、次いで東京へ。

東京のフランス料理店に勤務する間に本場で学びたくなり、渡仏。

フランスでは地方の豊かさを知ろうと、南仏やアルザス地方の有名レストランを回る。

そしてパリへ行き、世界的なシェフ、アラン・デュカス氏の

レストラン「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」に職を得て7年間働く。

この間最後の4年はスーシェフであった。

2011年3月に自分のレストランをオープン。

『「アラン・デュカス」での日々は、

フランスの最高級ガストロノミー料理を

しっかり学べるまたとない機会でした。

3つ星レストランで失敗は許されません。

お客様の目も肥えています。

最高級の食材を揃え、完璧な料理に仕上げて

お出しするのが絶対条件です。

あそこでは調理の技術の他に、

食材の見極める目を養いました。

そして生産者とのつきあい方、

厨房を料理人たちをいかに

オーガナイズするかといった、

料理以外のシェフとして

必要なことも学ぶことが出来ました』

1993-1998      フランス料理の料理人として働き始める(長野、東京)

1999-2003      フランスの各地のレストランで働く。
Auberge du Vieux Puits à Fontjoncouse (3つ星)
オーベルジュ・デュ・ヴュー・ピュイ/フォンジョンクーズ、
ラングドック・ルシヨン地方
Le Prieuré à Villeneuve-lès-Avignon(1つ星)
ル・プリウレ/ヴィルヌーヴ・レ・アヴィニョン,プロヴァンス地方
Le Cerf à Marlenheim (2つ星)
ル・セルフ/マルレンアイム、 アルザス地方

2003-2010 Restaurant Alain Ducasse au Plaza Athénée
アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ/パリ(3つ星)
シェフはジャン=フランソワ・ピエージュ,次いでクリストフ・モレ

2011   Restaurant Kei レストラン・ケイ/パリ オープン

(ホームぺージより抜粋)

 

「ケイ、ケイ・コバヤシ」。

「(有名シェフ)アラン・デュカス氏らに育てられた」

と発表者が切り出すと、名前の発表に先んじて

「ケイ、ケイ」と声が上がる。

小林さんがステージに上がると、

総立ちの会場は大きな拍手を送った。

 

小林さんはやや緊張した表情で、

過去に学んだレストランは

「かなり厳しく、多くを要求された」が、

そのおかげで今があると説明した。

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ミシュランガイド三つ星とは?

「ミシュランガイド」は、

フランスのタイヤメーカーであるミシュラン社が

発行している、国際グルメガイドです。

 

ミシュランは元々、車の利用者向けに発行された

都市のガイドブックを発行していました。

当初はホテルやガソリンスタンドの位置など、

運転者にとって有益な情報を網羅した

ガイドブックだったのですが、

1930年代に現在のように

レストランの格付けがスタート。

その評価基準の厳しさなどから、

「ミシュランに掲載されること=名店の証」

とされてきたのです。

 

【星の基準】

◆星1つ……その分野で特においしい料理

◆星2つ……きわめて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理

◆星3つ……それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理

 

 

この評価基準からも分かる通り、

星3つは数ある飲食店の中でも

群を抜いて素晴らしい料理を

提供している名店だけに与えられる称号です。

 

ランク付けには、ミシュランガイドにおいては、

基本的に身分を明かさない覆面調査が行われています。

適性があると判断された者が

半年の研修ののち、先任者との同伴調査で

さらに適正を評価されます。

その狭き門をくぐり抜けた調査員が、

年間で800ものホテル・レストランを訪れ、

各店の評価を下していくとされています。

ミシュランガイドブック

レストラン「KEI」ってどんなお店なんだろう?

フランス料理界の名シェフらが

名を連ねてきたミシュランの三つ星を

日本人が獲得するのは初めて。

自身の店「KEI」は11年にオープン。

12年に一つ星を獲得し、

17年以降は二つ星に格付けされていた。

今年はミシュランに

「風味を調和させる名手で、

繊細なタッチに日本の影響が表れており、

彼の仕事は完璧の域に達している」

と評価された。

小林さんは日本の食材も

駆使した独創的なフランス料理で知られ、

ミシュランは「風味の真の名人」と称賛し

「正確で綿密、美を追求している」と評価した。

ミシュラン3つ星のKEIの料理

シェフ小林圭の料理
クラッシックなフランス料理が基本です。

そして、高級食材だけでなく

日常の野菜でも新鮮でおいしいもの、

旬の素材の中でも最高のもの、

生産者の顔が見えるような

野菜や肉を集めようと努力しています。

素材を生かすのは適切な火入れや

味付けのテクニック。

いつも最高の状態で

召し上がっていただけるように

細心の注意を払っています。

フランス料理の文化に加え、

Keiの料理には日本の”何か”があります。

柔らかな淡い味わい、

何層にも重なった甘さや酸っぱさ、

空気のように立体的に重なる盛りつけ、

微妙な色彩の組み合わせなど、

すべてが合わさってフランス料理の

新しい広がりを見せています。

お昼のメニュー

ランチコース  58€(約7,000円)
デギュスタシオンコース  125€(約15,000円)
プレステージコース 220 €(約26,500円)

夜のメニュー

ディスカバリーコース  110€(約13,000円)
デギュスタシオンコース    150€(約18,000円)
プレステージコース 230 €(約27,500円)

(ホームページより)

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日本人初の快挙、おめでとうございます。

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