米グーグルのスンダー・ピチャイCEOは
新型コロナウイルスが今後の社会に
及ぼす影響について、
「緊急事態が終わっても、世界は以前と
同じような姿ではないだろう」と語り、
デジタル化が急速に進む
契機になるとの考えを示した。
Contents
アフターコロナの世界はどうなるのか?
緊急事態宣言も終息し、経済活動も再開して
非常事態が収まっても、これまで通りの
何もなかったときの社会には戻らないだろう
新しくなった価値観のもとで新たな社会生活を
送っていくことになるのではないだろうか。
アフターコロナは生まれ変わった世界になって
しまっているのだと予測されている。
以下に、予測されるものをランダムに掲載して
おりますが、あくまで主観でございます。
人との接触を少なくする社会へ
しばらく、レストラン、カフェ、バー、
ナイトクラブ、ジム、ホテル、劇場、
映画館、アートギャラリー、
ショッピングモール、クラフトフェア、
博物館、ミュージシャンや他のパフォーマー、
スポーツ関係、会議会場、クルーズ会社、
航空会社、公共交通機関、私立学校、
デイケアセンターなど、多くの人が
集まることを前提としているビジネスに
大きなダメージが及ぶことが続くだろう。
●無人レジが実現
5GやAIの技術で実現することにより、
人手不足のコンビニの24時間営業問題
は解決するでしょう。当面は人と機械の
ハイブリッドで無人化を実施しつつ
やがて、全面化するかもしれません。
●無人自動運転
バスやトラックが無人化氏、自動運転により
ドライバーの確保の心配がなくなり、
人件費の心配もないので高頻度の運行も
可能になり、過疎地への運行も容易に
なるために住み易くなるのでは。
●置き配が当たり前になる
アマゾンはいち早く置き配に対応し、
利用者が希望すれば基本的に置き配を
標準配送方法に設定できるようになった。
ヤマト運輸や佐川急便も可能な限り人が
接触しない方向へ切り替わっている。
これからは、基本的に非対面での
荷物の受け渡しがメジャーとなるだろう。
●5Gが人とモノをつなぐ
5Gは街中に神経網のように張り巡らされ、
スマホに今まで以上の情報量が
高速かつ安定して入ってくる。
電車や道路の混み具合だけでなく、
そこから先の予測の段階まで提案して
くれるAIが当たり前のようになるはずだ。
より管理社会へとなっていく
●行動を管理するようになる
今回の行動規制を確実に実施するためには
行動を管理する方向で考えないといけない
と言うような議論が生まれるのでは?
緊急時に限るということかも知れないが
管理社会になるのはという心配がある。
●社会のリソースも管理
今回、台湾ではマスクを国が管理して
きちんと行き渡るようにし、国民の安心を
担保した。生活必需品の生産、流通、在庫を
一元化することが出来れば、デマで買い占めて
品不足が生まれるパニックをなくすることが
できるはずだ。
自国でのサプライチェーン構築
●1ヶ所集中でなくなる
部品調達のサプライチェーンが固定化される
リスクが災害のたびに叫ばれるため、
柔軟なサプライチェーン構築がますます進む。
●多品種の製造ラインへ
今回シャープがマスク生産をしたり、
米国では自動車会社にも人工呼吸器を
生産させたりしているように、
工場の生産ラインの柔軟さも求められる。
●他国への依存が軽減される
輸出入リスクを考えた時の食糧自給率、
生活必需品や命を守る製品の
国内生産戦略もあらためて
国家戦略の柱になるのかもしれない。
店舗のあり方・価値観の変化
●店舗はシェアするカタチへ
家賃という固定費が今回の自粛にあたり
大きなネックになった。
店舗そのもののあり方も固定で
家賃がかかるようなモデルではなく、
複数でシェアするようにして固定費が
かからないようにするなどの考え方が
これまで以上に求められるようになるだろう。
●デリバリーサービスが伸びる
ネットが社会に定着している先進国では
すでに、外食のデリバリーシフトが急ピッチで
進んでおり、リアル店舗を閉鎖する事業者が
増えているという。今回のことでその便利さや
良さに気付いた人も多く、そちらにシフト
していくことが予測される。
働き方の変化
●テレワークが当たり前になる
一気に定常化し、こうしたワークスタイルの
変化ももう戻れないだろう。
ビデオ会議やオンラインとオフラインが
融合されたワークスタイルのあり方が
進むと予想される。
オンライン側はVRやARもどんどん
取り入れられていくだろう。
コロナの影響が長期化し、いつでも同じような
感染爆発が発生する可能性も高いことを
考えると、従来型の仕事の価値観や習慣を
断ち切る必要がある。
ただ、エラそうに椅子に座っているだけの
上司や、相手の顔を見ていないと安心
できない社員、あるいは、自宅で仕事を
するとサボってしまう社員はただおいて
行かれるだけになるだろう。
●都市集中型のワークスタイルも変化
リモートワークを主流になってくると、
人々の住む場所の決め方にも大きく影響し、
逆都市化トレンドの引き金に
なるかもしれません。
●自由度の高い働き方
いかなる事態にも備え、副業やフリーランス
のように複数の企業と提携しながら、
リスク回避する傾向が強まる。
会社員も副業を持つことが当たり前になる
場所や時間に縛られない自由度と、
リスク分散型の働き方が生まれて
くるでしょう。
デジタル化の浸透
●動画配信ビジネスは特需が進む
エンターメンとビジネスでは自宅にいながら
劇場型ビジネスも今後はオンラインによる
ビジネスモデル構築が一気に求められる。
仮にリアルが無観客でもビジネスが成り立つ
ようなモデルへの移行が重要になる。
●専門性の高い技術が行き渡る
5GとAIで専門性の高い技術修理などは
ベテランのスタッフが対応していたが、
これからは現場に出向くのはルーキーでも
現場の様子をベテランがオンラインで
ルーキーと共有できれば、的確な遠隔操作が
可能になるため、複数箇所、同時に行なうこと
ができるため、逆に人にしかできないことが、
より重要視される時代が来る。
価値観の多様化の容認
●多様性を認め出す
人類全体でみても多様性は危機を救う。
今回もBCG接種による違いなど仮説が
色々でているが、日本と欧米では重篤化
の違いが起きている。
こうした違いが今後の人類防衛のヒント
を与えてくれているように、多様性は
これからますます認められ、平和な地球へ
と繋がるキーワードになる。
●経済優先の資本主義を改める時が来た
デジタル化した社会や産業構造の変革が
起きようとしている今、工業化社会や資本主義
の枠組みから脱却するチャンスが来ている
のかもしれない。
お互いに相互扶助や分け合うことで
みんなが最低限の人間らしい生活を誰もが
送れる社会を作っていくときなのだろう。
デジタルの技術でその世界がどうやったら
成立するのかのシミュレーションが
始まるタイミングなのでは。
ベーシックインカムについても検討する
時なのではないだろうか。
●日本らしさを取り戻す
これまでの経済優先の資本主義を改める
時がきたのかもしれません。
次第に日本らしさが失われ社会格差も広がり、
もともとの日本人のアイデンティティである
思いやりや人との繋がり、自然に対する
畏敬の念を経済を優先するあまり、
失ってしまった。
世界はサスティナビリティの考え方に関心が
寄せられています。持続可能な社会にする
ために行き過ぎた経済格差と自然破壊を
是正し、都市集中型の社会から分散型社会
へのニーズの高まりと価値観の転換が
行なわれていくのではないでしょうか。
まとめ
社会の変化をどれだけ理不尽だと思っても
「バブルの時代」「震災が起こる前」には
戻ることはありませんでした。
それと同じで、新型コロナウィルス以前の
時代にはもう戻らないと強く感じています。
多くの人の中で
「いつの間にこんな事になったんだ?」
といった不満が社会、国、会社の動きなどに
現れてくることになるはずですが、
その変化を受け入れ、それにどのように
順応していくのか?
という思考でいる人こそが今後生き残って
いけるのではないでしょうか?
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