いよいよ夏の高校野球が開幕した。
選手のみならず、在校生やOB、家族や地域の人たちにとっても暑い夏が始まった。出場が決まったら寄付を募っていますが、どれくらいの費用が必要なのでしょうかね。
出場の選手たちの費用は誰かの補助があるのかな?
大会の開催要項の中の、「出場選手の旅費、滞在費補助規定」によると
1校20人(選手18人、責任教師1人、監督1人)を限度とし、旅費と滞在費補助を支給する。
(イ) | 旅費は代表校の所在地から大阪までの往復普通乗車運賃(新幹線、特急、急行料金を含む)、船舶利用の場合は普通二等の乗船運賃を支給する。ただし、沖縄、南北北海道代表校は航空運賃を支給する。 |
(ロ) | 滞在費は抽選日(8月3日)から、その学校の最終試合日までの日数に対し、1日1人4,000円を補助する。 |
(ハ) | 前年度優勝校が全国大会に出場できなかった場合、優勝旗を返還する主将と同伴の責任教師に、規定による旅費、滞在費と滞在雑費(1人1日2,000円)を支給する。 |
とあります。沖縄と北海道のチームの旅費は飛行機でOKなんですね。しかし、滞在費が一人4,000円では今どき足りないのではないでしょうか?また、現地では練習もすればベンチ入りメンバー以外の野球部員も滞在するでしょうし、もちろんアルプススタンで応援する生徒さんの旅費や宿泊費などまでは出ませんので、工面する必要があります。
学校は寄付を集めないといけない!
高野連は代表校が宿泊先に対し、35名上限で【1泊2食付き1万円+昼食代1000円以内】に収めるよう依頼している。現状の相場の半値の価格の設定ではあるが、旅行代理店が間に入ることなく、高野連が直接交渉して、マージンを抜かれない状態でお願いをしているとのこと。
とはいえ、宿泊先の方でも受け入れることで、ホテルのイメージアップと従業員の意識の向上のために受け入れているところが多いとのこと。決勝戦までの予約を押さえているそうだが、負けてしまうとそのあとの予約がキャンセルになるために、ホテル側も一生懸命快適に過ごせるようにサポートしているのだとか。
勝ち進むにつれて、うれしい悲鳴ではないですが、追加の寄付金を集めることがあるそうです。昨年の金足農は寄付金は2億円を超え、最終的には3億円近くまで集まったそうです。余った寄付金は部活の設備などに利用されることも多いようです。甲子園に出場し、前半で敗退した学校のグランドがとてもきれいになって設備が整っているのを見たことがありますが、みんなの思いが後々まで形に残ることはいいことですよね。
差し入れは遠慮いただいているとのこと
高野連はOBや後援者たちが宿舎に差し入れをすることも禁じている。その理由の一つとして、食中毒に発展してはいけないという意味と、宣伝の場に利用されることがないようにということ、あまり高校生に過剰な対応にならないように制限しているようだ。
それは、ホテル側にもこの金額でという無理なお願いをしている中で、それにこたえてくれようとしているホテル側にも失礼になるということもあり、衛生的な観点からもその判断になっているのでしょう。
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