サボり防止?長く座れない便座が開発される

長く居座れないトイレ

英国で5分以上座りにくい便座が開発された。

長居できない便座は、通常よりも

下向きに13度斜めになっているという。

スタンダードトイレットという会社が

開発をしたという。

 

どういう機能があるのか?

13度斜めになっていても、

用を足すことには問題なく、

健康への影響も現時点では

考えられないというが、

5分以上座っていると、

足が痛くなってくるそうだ。

 

開発をしたスタンダードトイレット社は

「13度という角度は不便ではないが、

すぐに便座から降りたくなります」。

 

前下がりにすることで座っている人が

スクワットの体勢を強いられ、

足への負担が増加するとのこと。

 

これによりトイレに長時間座る

ことが難しくなるわけです。

 

しかしながら、

「不便ではあるが有害ではない」

程度のデザインとなっています。

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何の目的で開発されたの?

混雑している商業施設や電車などの

トイレで中々出てこない人がいたり、

勤務中にトイレでさぼったり、

居眠りしたりする人が少なくない

ことが分かったからだ。

 

今年7月にソフトウェア会社が

英国8都市で3514人を対象に

勤務時間中のトイレ休憩を調べた所によると、

ロンドンが最も長く、1日の勤務時間のうち、

28分35秒をトイレで過ごしていること

が分かった。

 

用を足す以外に、スマートフォンで

スポーツ結果をチェックしたり、

テキストメッセージを送ったりしている

との回答があった。

 

従業員が8時間の勤務時間のうち

30分近くをトイレで過ごしていると、

経営者側にとっては、その分の給与が

もったいないということになる。

 

イギリスにおいて従業員一人あたりが

トイレに費やす時間は10分であり、

これは従業員の総計にすると

550万時間にあたります。

標準的な時給が約1720円だとして、

年間で2兆3000億円が失われる

という計算になる、

とスタンダードトイレット社は述べています。

 

長く座れないトイレ
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どのような効果があるのか?

トイレで割かれる多くの時間によって

生産性が奪われてしまうという観点から

従業員がトイレで過ごす時間を25%削減

できるようにした便器が

「スタンダードトイレ」だ。

 

トイレの角度は、

5~8度でトイレ時間を10~25%削減でき、

8~13度で25%以上削減できるそうです。

13度の角度で、年間48億ポンド(約6880億円)

のコストを削減できる計算。

 

また従来のトイレは

「痔・骨盤の筋肉が弱くなる」

というデメリットがあった。

 

スタンダードトイレによって

太ももやふくらはぎの強化を図り、

筋骨格系疾患のリスクを減らせる

というメリットもある。

いろんな意見がある

トイレで一息つくことも許されないのは

あまりにもしんどいと思う人も多いだろう。

ましてや0にすることなど出来ない。

 

トイレが仕事中の避難場所になる事自体が

労働環境としてどうなのかという

根本的な問題も同時にはらんでいるようにも

思われるため、トイレの角度だけでは

論じられない別の側面もあるように

思います。

 

なお、スタンダードトイレの価格は

1台150~500ポンド(21,500~71,700円)

となっています。

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